自炊は安いと思っていても、実際には思ったよりもお金がかかってしまうことがあります。
- 意外と気づかない自炊のコスパが悪くなる原因
- 劇的に自炊のコスパを上げる方法とは?
今回はこれらに関する疑問について答えていきます。
また自炊と中食・外食の費用を比較して、自炊におけるメリットやデメリットについてまとめました。
自分の食生活に合わせて、最適な食事方法を見つける参考にしてください。
一人暮らしの自炊のコスパが悪くなってしまう理由
早速ですが一人暮らしで自炊をするとコスパが悪くなってしまう理由についてお伝えします。
- 少量で買うためコストが高くなる
- 買ったものを腐らせてしまう
- 毎日自炊をしようと頑張りすぎてしまう
- 食事の準備・後片付けに時間や手間がかかる
少量で買うためコストが高くなる
スーパーなどで売られている食材は、通常大容量のパッケージの方が単価が安く設定されています。
例えば5kgの米と10kgの米を比較すると、10kgの方が5kgより単価が安くなります。
同様に調味料や乾物、冷凍食品なども大容量の方がコストパフォーマンスが良いです。
しかし一人暮らしではこれらを期限内に消費しきれないことが多く、結果的に少量パッケージを購入することになります。
このため同じ食材でも一食あたりのコストが高くなります。
買ったものを腐らせてしまう
食材を使いきれず腐らせてしまうのは、食費を無駄にしてしまっていることと同じです。
せっかく買ったのに食材を腐らせてしまうのは以下のような原因があります。
これらの原因に当てはまる人は、食材の管理方法を改善しなくてはいけません。
- 食材の保存方法が適切でない
- 保存期間の長い食材を活用していない
- 献立を立てずに衝動買いしている
生鮮食品は正しい保存方法を守らなければすぐに腐ってしまいます。
その結果使えなくなった食材が冷蔵庫に溜まってしまうので気を付けましょう。
また、生鮮食品だけでなく、缶詰や冷凍食品などの保存期間の長い食材も上手に利用しましょう。
これらの食材は緊急時や在庫切れ時に役立ちます。
さらに献立を立てずに安いからと言って食材を買ってしまうと、使いきれない可能性があるので絶対にやめましょう。
毎日自炊をしようと頑張りすぎてしまう
自炊は健康や節約に良いと分かっていても、毎日するのは大変です。
仕事や学業で忙しくて帰宅が遅くなったり、気力がなくなったりすることもあるでしょう。
そんな時にお惣菜やお弁当に頼ってしまうのは全然問題ありません。
このように自炊を続けるためには、「休日=自炊をしない日」を作ることが大切です。
自炊の「休日」は週に一度でも良いですし、月に一度でも良いです。
自分のライフスタイルや目標に合わせて、柔軟に決めてください。
食事の準備・後片付けに時間や手間がかかる
料理にかかる時間・手間は、食材の値段よりもコスパに大きく影響します。
一人分の料理に必要な手順とその時間を確認してみましょう。
- 仕込み :約15分
- 調理 :約25分
- 食事 :約25分
- 後片付け :約15分
食事をしている時間以外の時間を全部を合わせると、約55分もかかっていることになります。
これではどんなに安い食材を使ってもコスパは悪いですし、自炊へのモチベーションも下がってしまいます。
これであなたも自炊マスター!節約を成功させる3つの方法
ここまで自炊のコスパが悪くなってしまう理由についてお伝えしてきましたが、少し工夫するだけでもコスパは全く変わってきます。
おすすめの節約方法を紹介しますのでぜひ試してみてくださいね!
余計なものを買わない
買い物で出費がかさむのは、計画性のない買い物が原因です。
以下のような場合は、要注意です。
- コンビニに寄って、必要ないものをつい買ってしまう
- スーパーで、予定になかったお菓子やドリンクをカゴに入れる
- 普段使わない「珍しい調味料」に惹かれて買ってしまう
- 「セール」「現品限り」などの文字に釣られて、衝動買いする
珍しい調味料やセール品を買うことは大丈夫と思いがちですが、結局使わなかったということが起きやすいです。
どんなに安くても、料理で使わなければ意味がありません。
買い物をするときは、献立を決めて必要な食材だけを買うようにしましょう。
また買い物用の財布を作って、必要最低限のお金だけ持って行くという方法も効果的です。
冷凍保存を活用
残った食材を冷凍保存すると、食費の節約になり食品ロスの削減にもつながります。
肉・野菜それぞれに冷凍の仕方・コツがあるのでチェックしてみてください。
- パックから出したら、肉の水分をキッチンペーパーで丁寧にふき取ります
- 冷凍保存袋に入れて、空気を抜いてからしっかりと封をします
- 小分けするときはラップで包んでから、冷凍保存袋に入れます
- 金属製トレイの上に置いて、急速冷凍モードで早く凍らせます
肉は空気に触れると酸化・乾燥しやすく、味や栄養が損なわれます。
そのため冷凍保存する時は空気との接触をできるだけ抑えることが大切です。
また冷凍保存期間が長くなると品質が低下しますので、早めに使うようにしましょう。
次に、野菜の冷凍方法・コツをご紹介します。
- 水分はよく拭き取ります
- 金属製トレイに並べて急速冷凍します
- 下茹でするなら粗熱をとってから冷凍します
- 繊維質や水分の多い野菜は冷凍に不向きなので加工してから冷凍します
キャベツやトマト、ニンジンなどはそのまま冷凍すると食感や味が悪くなるので、カットして冷凍すると繊維質が柔らかくなるのでおすすめです。
一方葉物野菜は冷凍に適した野菜です。
下茹でして冷凍しておくと、調理の下ごしらえが楽になり調理の時短につながります。
電子レンジは時短家電
電子レンジで野菜の下処理をすると、ガスコンロよりも効率がいいことをご存知ですか?
ガスコンロでは鍋に水を入れて沸騰させてから野菜を入れて下茹でする必要がありますが、電子レンジなら野菜をラップに包んでチンするだけです。
では電子レンジとガスコンロで野菜の下処理にかかる光熱費と手間は、実際どれくらい違うのでしょうか?
野菜の種類や量にもよりますが、一般的には電子レンジの方が安く済みます。
例えばニンジンやジャガイモなどの根菜類を下茹でする場合、光熱費に換算するとガスコンロでは約7円、電子レンジでは約2円程度です。
これは一回分の話ですが、毎日野菜を調理すると考えると1ヶ月あたり300円以上も節約できる計算になります。
電子レンジ | ガスコンロ | |
---|---|---|
調理時間 | 5分 | 20分 |
光熱費 | 約2円 | 約7円 |
そして調理の手間・時間も大幅に削減できます。
同じようにニンジンやジャガイモなどの根菜類を下茹でする場合、ガスコンロだと10分以上もかかりますが、電子レンジなら2~5分でゆでられます。
またガスコンロでは鍋や水や火加減などに気を配る必要がありますが、電子レンジならラップに包んだ野菜をセットしてタイマーを押すだけです。
調理時間も半分以下になりますし洗い物も少なくて済むので電子レンジを活用するのがおすすめです。
一人暮らしで自炊するのはコスパ悪い?その理由と節約方法まとめ
今回は一人暮らしで自炊するのはコスパ悪いのか、その理由と節約方法についてまとめてみました。
自炊はやればやるだけ食費を節約できると思っている人も多いでしょう。
しかし自炊にはコツが必要です。時間や手間をかけすぎると非常にコスパが悪くなってしまいます。
コスパの良い食事として大切なのは楽しくて簡単で安い食事です。
そのため自炊だけでなく、中食(お惣菜やお弁当)も上手に利用しましょう。
- お惣菜でメイン料理を買って副菜は自分で作る
- 週末はお弁当で済ませる
など自炊の負担を減らす工夫をすることが重要です。
そうすることで自炊のモチベーションも続きやすくなります。
今回の記事を参考に、もう一度自炊の仕方について見直してみましょう!
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