休職を検討していることを上司など職場の人に伝えたら、「休職するなら退職しろ!」と思いやりのない言葉を言われ
- なぜ会社の人はそんなきつい言葉を言うのか
- 今後どうすればいいのか
など不安に思ったり、悩んでいませんか?
今回はあなたが「休職するなら退職しろ!」と言われた理由と今すぐにでもやるべき5つのことについてお伝えしていきます。
休職するなら退職しろと言われた5つ理由
「休職するなら退職しろ」という言葉をあなたが言われてしまったのは、実は以下のような理由があります。
- 休職されると仕事の流れが悪くなる
- あなたの仕事を誰がやるのか配分するのが難しい
- 休職したあなたへの配慮が面倒
- 休職したらいつ仕事に戻ってくるのかわからない
- 休職していても社会保険料がかかるから
次からはそれぞれの理由を深掘りしてみましょう。
休職される仕事の流れが悪くなる
あなたが休職すると、会社側は対応に追われる状況が起こりやすいです。
特に社員数が少ない企業だと、1人が休職するだけで仕事の流れが悪くなります。
そのため業務が止まってしまったり、プロジェクトの遅延が発生することもあります。
このような状況から、休職が組織の業務推進に支障をきたすと思われがちです。
その結果、職場全体の負担が増えてストレスが高まることも考えられます。
あなたの仕事を誰がやるのか配分するのが難しい
あなたが休職をすることになると、担当していた業務を他のメンバーが分担しなければならなくなりこれが結構な手間になります。
業務の再配分や人員の配置換えがをしなくてはいけないので、経営層やチームの運営にとっては余計な負担になってしまいます。
具体的に言うと新しい業務分担を決めたり、人をどう動かすか決めたりするのに時間と労力がかかり計画どおりに物事を進めるのが難しくなることがあります。
特に重要なプロジェクトや締め切りが迫っているタスクでは、休職による人手不足が遅れや品質の低下をもたらす可能性があります。
さらに業務の再配分が原因でチーム内のコミュニケーションが乱れ、誤解が生じることもあるのです。
これらの事態を踏まえると、休職が会社に与える影響は決して小さくないということがわかります。
休職したあなたへの配慮が面倒
あなたが休職した後、どうして休職してしまったのかや体調はよくなっているのかなど会社は気をつかうことがたくさんあります。
例えばあなた以外の社員で同じように悩み、休職を考えているのか調べる必要があるでしょう。
またあなたが休職から戻ってきたときのために、どうやって迎え入れるかそして他のスタッフの仕事にどう影響するかということも考えないといけません。
休職する社員がいると、上司や会社としてはその人のサポートのために結構な労力を使うことになります。
休職したらいつ仕事に戻ってくるのかわからない
あなたが休職したらいつ仕事に戻ってくるのかという不安が会社にあることでしょう。
これが原因で会社の仕事の計画やスタッフの配置に影響が出てきます。
あなたの病気の治療がどのくらいかかるか予測できない場合、予想よりずっと長い間休みを取る必要があるかもしれません。
あなたの休職が長引くことで、もともとの計画やプロジェクトのスケジュールを見直さなければならなくなることもあるでしょう。
特にうつ病や適応障害のような精神的な問題は復帰の時期が比較的予測しやすい怪我とは違い、復帰の時期が読みにくくため会社全体の運営計画にも大きく影響を与える可能性があります。
休職していても社会保険料がかかるから
あなたが休職している間も、健康保険や厚生年金などの社会保険料は止まらずにかかってきます。
これが特に中小企業にとっては、結構な負担になります。
大企業と違ってそんなに余裕がない会社では、社会保険料の支払いが企業の経営に影響を及ぼすことも。
なので休職中であっても社会保険料などのコストは、会社が負担してくれていることは一応知っておきましょう。
休職するなら退職しろと言われた時に今すぐやるべき4つのこと
休職するなら退職しろと言われとても辛いと思いますが、悩んでばかりいては何も進みません。
そこでここではあなたが今すぐにやるべきことをお伝えします。
- 会社の上層部や他の部署に相談する
- 弁護士や労働基準監督署に話す
- 休職して治療に専念する
- 休職して転職活動をする
会社の上層部や他の部署に相談する
「休職するなら退職しろ」と直属の上司に言われてしまったら、その上司ではなく会社の上層部や他の部署に相談するといいでしょう。
そうすることで休職に関する有益なアドバイスをもらえたり、職場での支えを感じることができるかもしれません。
また1人で悩みを抱え込むよりも、周りに話を聞いてもらうことで精神的にも楽になります。
さらに会社が提供しているサポートプログラムがあれば、休職中の負担を少しでも軽くすることができます。
職場には様々な人がいるので、あなたの立場や状況をちゃんと理解してくれる人もいるはずです。
なのでまずは会社の上層部や他の部署の人に相談してみましょう。
弁護士や労働基準監督署に話す
労働法に詳しい弁護士や労働基準監督署に話してみるのも1つの手です。
法律のプロからのサポートを受ければ法的な権利をしっかりと理解でき、自分が今どのような状況でどう対応すればいいのかがはっきりします。
こういう専門家からのアドバイスをもらえれば、休職や退職にまつわる色々な選択肢をじっくり考え自分にとって最適な決断を下すことができるようになります。
休職して治療に専念する
「休職するなら退職しろ」といわれても、自分の意志を通し休職することは可能です。
そして休職できたら、自分の健康を第一に考えてしっかりと体調を整えていきましょう。
体調がよくなってきたら新たなスキルを身につけたり、既存のスキルを磨いたりするといいですね。
これらは職場復帰後のキャリアアップにも繋がります。
休職を選んだのなら会社のプレッシャーや意見に流されずに、自分のキャリアと健康を第一に考えることがとても大切です。
休職期間を利用して自分の将来について深く考え、自分のキャリアパスをしっかりと築いていけるようにしましょう。
休職して転職活動をする
「休職するなら退職しろ」というタイプの上司がいる職場なら、休職を選ぶ際にはそこを去ることも検討してもいいでしょう。
自分が家族の事情や心身の不調で休職を考えているとき、そんな状況に対して共感や支援を示すどころか、「辞めてしまえ」と言うような上司と、これからも一緒に働くこと未来はあるでしょうか?
私自身、休職を選んだ経験があります。
その時重要だと感じたのは休職期間を利用して自分自身と向き合い、今後の方向性についてじっくりと考える時間を持つことでした。
実際に休職中にさまざまな人と交流することで視野を広げ、結果として転職を決意するまでに至りました。
この方法のメリットの1つは、履歴書上で会社に在籍していない期間が生じないことです。
私の場合転職活動中に休職していたことをわざわざ説明する必要はないと考えていましたので、説明する手間を省ける点でも休職は有利でした。
もし今の職場を離れることを考えつつ将来についてじっくりと考えたい場合は、休職を選択し転職活動を始めてみましょう。
休職するなら退職しろと言われた理由と今すぐやるべきことまとめ
今回は休職するなら退職しろと言われた理由と今すぐやるべきことについてまとめてみました。
休職というのは、自分だけの時間を確保するための1つの方法です。
自分自身と真剣に対話しこれからの人生で何をしたいのか、どう進むべきかをじっくり考える大切な時間です。
あなたの雇用は法的に保護されています。
もし会社が従業員あなたに退職を強要するような行為をするようなら、労働基準法に違反する可能性が高くなります。
なので休職するなら退職しろと言われ不安になっていると思いますが、休職をきちんととり自分自身としっかり向き合い今後どう動くかをゆっくりと考えることを強くおすすめします。
他人の声や社会的なプレッシャーに左右されることなく、自分が本当に納得できる道を選ぶことが何よりも大切です。
自分の意思を尊重し、自分のタイミングで次のステップへと進んでいきましょう。
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