中学生の自由研究は、学びの楽しさを感じながら深い知識を得る絶好の機会です。
しかし賞が取れる自由研究となると、中学生とはいえ準備と工夫が必要となります。
そこで今回は中学生が賞を取るための自由研究のテーマや絶対守るべきポイントについて紹介します。
賞が取れる自由研究とは?【中学生編】絶対守るべきポイント6選
まず中学生の自由研究の場合、どのように取り組めば賞が取れるのかポイントをお伝えします。
- 長い期間自由研究に取り組む
- テーマは身近なもので大丈夫
- 過去の研究テーマを参考にしてもOK
- 自由研究キットは使わない
- 親のアドバイスを聞く
- 論理的にまとめられている
長い期間自由研究に取り組む
長い期間にわたって続けていた研究は高く評価されます。
なぜなら時間をかけて研究を続けているので研究の質が自然と向上し、データ量が多いので結果がより信頼できるものになるからです。
それに中学生が1つのことを長い期間取り組むことそのものに大きな価値があります。
根気強く取り組む姿勢や長期的なプロジェクトをやり遂げる力は、将来どんな分野でも役立つ大切なスキルになることでしょう。
そして長期的な研究を続けるためには、早めの準備することが必要です。
夏休みの課題が出る前から、自分が本当に興味のあることについて調べ始めてみましょう。
そうすれば実際の研究期間を長く取れて、より深い研究ができます。
テーマは身近なもので大丈夫
中学生が賞を取るために、誰もが思いつかないようなテーマを選ぶ必要はありません。
確かに意外性のあるユニークなテーマを選ぶのも一つの方法です。
でも実は身近な疑問を解決するような研究テーマの方が、賞を取りやすい傾向にあります。
例えば、「ロボット掃除機のルンバとエコバックス、どちらが部屋の隅まで上手に掃除できるか」というような、日常生活の中で浮かぶ素朴な疑問について仮説を立てて研究するのがいいでしょう。
また自分が本当に興味を持っている分野を徹底的に調べ上げるのも、入賞作品によく見られるアプローチです。
「松の葉相撲 勝利への道」なんていうテーマもその一例です。
「えっ、そんな簡単なことでいいの?」とか「子供の遊びみたいじゃないか」と思われそうなテーマでも、真剣に取り組んで試行錯誤を重ねれば、立派な自由研究になります。
むしろそういったテーマの方が面白いんです。
それに自分が夢中になれるテーマを選んだ方が、より良い結果が出やすいものです。
楽しみながら研究できれば自然と頑張れますし、創造性も発揮できるでしょう。
難しそうなテーマを選ぶより身近で興味のあることを深く掘り下げる方が、実は賞を取るチャンスがあります。
自分の好奇心に従って、思い切り楽しみながら研究に打ち込んでみてください。
過去の研究テーマを参考にしてもOK
身近なものの中から研究テーマが見つからない場合は、過去の研究テーマを参考にしてみましょう。
文献は自分の興味にあるテーマから選んでみてください。
色々な文献を読んでいくうちに、突然ひらめくことがあります。
「あっ、待てよ。昔から気になっていたあの疑問、この研究と同じ手法で調べられるんじゃないか?」とか「おや、これって以前見たあの研究と似ているぞ」といった具合に。
今までバラバラだった情報がつながる瞬間があるのです。
この「つながり」に気づいた時点で、テーマと研究方法は決まったも同然です。
必要に応じて他の資料も参照しながら、どんどん研究を進めていきましょう。
自由研究キットは使わない
最近では本屋さんや100円ショップに行けば、たくさんの自由研究キットを簡単に手に入れることができます。
これは便利なようですが、中学生が賞を取るためにはおすすめしません。
なぜかというとこれらのキットを使うと、みんなが同じ結果になってしまうからです。
同じ結果ばかりでは、研究する楽しさがなくなってしまいます。
また自由研究を審査する人も、そういった研究にはあまり良い点数をつけてくれないでしょう。
自由研究は、自分で考え工夫することが大切です。
既製品のキットに頼るのではなく身の回りのものや文献を調べて、自分だけの面白い研究テーマを見つけてみましょう。
親のアドバイスを聞く
中学生の自由研究は1人で全てやらなければいけないのでしょうか?
はっきり言って、そんなことはありません!
自由研究の進行に行き詰ったら、親にアドバイスをもらいましょう。
というのも親が子供の自由研究に関心を持ち、一緒に話し合うことで研究の質がぐんと上がります。
これにより素晴らしい自由研究ができあがり、審査員の先生たちからも高い評価をもらえる可能性が高くなります。
でも絶対に忘れてはいけないことがあります。
それは自由研究は「子供が主役」だということです。
自由研究に親が前面に出てしまってはいけません。
親のアドバイスを聞くのは大丈夫。
でも最終的に研究を進めるのは子供自身。
その線引きを忘れずに、楽しく充実した自由研究にしていきましょう!
論理的にまとめられている
中学生の自由研究で賞を取るためには、しっかりとした構成に基づいて研究を進めることが重要です。
まず研究のテーマを決めたら、それに関する予想や仮説を立てます。
これが研究の土台となります。
次にその予想や仮説を裏付けるための実験を行います。
この過程は慎重にそして詳細に行ってください。
実験が終わったら結果をまとめ、それについてじっくりと考察します。
この段階では自分の予想や仮説と実際の結果を比較し、そこから何が言えるのかを深く掘り下げてください。
このような手順を踏むことで研究全体に一貫性が生まれ、論理的まとめることができます。
結果として審査員の目にも優れた研究として映り、賞を獲得する可能性が高くなるでしょう。
賞が取れる自由研究のテーマ4選【中学生編】と過去の受賞作品
それでは中学生の自由研究で賞がとれるテーマはどういったものなのか、過去の受賞作品とともに紹介します。
- 昆虫に関する自由研究
- 植物に関する自由研究
- 数学に関する自由研究
昆虫に関する自由研究
セミやトンボなどの魅力的な生き物たちから、1つの種類を選んで徹底的に調べ上げます。
その昆虫の生態、行動パターン、環境との関わりなど、あらゆる側面を長い間詳しく観察し考察していきます。
この過程で自然界の驚くべき複雑さと美しさを発見し、昆虫たちの隠れた秘密を明らかにできるでしょう。
過去の受賞作品
- モンシロチョウの幼虫の食欲について
- 飼育温度とカブトムシの成長
植物に関する自由研究
身近な花々である朝顔やチューリップなどにに焦点を当てたものです。
これらの植物の成長過程や環境への適応能力、そして他の生物との相互作用などを綿密に観察し、データを収集します。
日々の世話を通じて植物の不思議な力や秘密を1つずつ明らかにしていけるでしょう。
過去の受賞作品
- オシロイバナの種の研究
- お米の美味しさ大研究
数学に関する自由研究
日常生活で目にする様々な出来事や状況を、数学の力を借りて詳しく探っていきます。
身の回りで起こるありふれた現象も、数学的な考え方を使えばその仕組みや理由がはっきりと見えてきます。
当たり前だと思っていたことも、数学を通して見ると新しい発見があるかもしれません。
過去の受賞作品
- ピタゴラス音律と純正律による音の調和の検証
- 10円玉が側面で立つ確率
賞が取れる自由研究【中学生編】おすすめのテーマまとめ
今回は賞が取れる自由研究【中学生編】、おすすめのテーマと絶対守るべきポイント6選についてまとめてみました。
中学生が自由研究で賞を取るためには、時間と労力を惜しまず粘り強く取り組むことが不可欠です。
「何をテーマにすべきか?」「どのような方法で研究するか?」多くの生徒がこれらの疑問に頭を悩ませ、途方に暮れてしまいます。
しかしここで立ち止まってはいけません。
時間と労力をかけるのであれば、高い評価を得ることを目指してみましょう!
ぜひ今回の記事を読んでいただき、少しでも賞が取れる自由研究になることを願っています。
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