受験シーズンがやってくると受験生のお友達や親戚がいる方は、結果が気になって仕方ないでしょう。
特に我が子の場合は、不安で夜も眠れないという方も多いのではないでしょうか。
合格すれば万々歳ですが、不合格だったらどうしようと思うと、今から胃が痛くなりますよね。
私も子供が受験した時には不合格だったらどうフォローしよう、どんな表情を見せようとか色々シミュレーションして一人でドキドキしていました。
今思えば笑える話ですが。
皆さんも「あの人の言葉に救われた」という経験があるはずです。
ただ胸を打つ言葉というのは、その時の状況や相手によっても変わります。
この記事では、
- 受験に落ちた人の心理状況
- 受験に落ちた人にメール・LINEで連絡する際のポイント
- 受験に落ちた人にかける言葉(LINE・メール)例文
を受験に落ちてしまった相手やシーン別に具体的に紹介していきます。
突然その状況に直面するのと、事前に準備しておくのでは対応の仕方も変わります。
あなたの一言が必ず誰かを支えます。ぜひ参考にしてください。
受験に落ちた人の心理状況
全力で挑戦したのに落ちてしまったら、笑顔で過ごせる人はいないですよね。
- これで終わりだ。何もできない
- 誰とも関わりたくない
- 親を裏切ってしまった
- 友達にバカにされる
- こんな簡単な問題も解けなかった自分が恥ずかしい
- 友達も一緒に落ちてくれれば良かったのに
- 放っておいてくれ
- 努力なんて意味ないんだ
という気持ちになりますよね。
多くの人が「できるだけ一人にしてほしい」「誰にも邪魔されたくない」と思っているのではないでしょうか。
今は静かに見守ってあげるのが最善の対処法です。
もし相手から話しかけてきたらうんうんわかるよ、悔しいよね、よく頑張ったねと共感してあげてくださいね。
受験に落ちた人へ絶対に言ってはいけない言葉
たくさん励ましてあげたい!と思うかもしれませんが、それは少し気持ちが落ち着いた後にしましょう。
辛さが最高潮の時は同情や優しさに対して応援してくれた人を気遣ったり、自分のダメさを強く感じたりと逆に傷つくこともありますから。
明るく励まそうとしても、
- 命まで失うわけじゃないから
→それ言われても救われないよ… - 受験に落ちただけで落ち込むなよ!
→だけって何だよ!だけって - 〇〇なら確実に合格できると思ってたのにな…
→ 確実なんて言葉はないんだよ! - すぐに巻き返せるよ→
自分のことだと思って言ってるのか!
という反応になりませんか?
言った人は悪気がなく、元気を出してほしいと思っているのでしょうが、受験に落ちた人は想像を超えて敏感です。
努力を否定する言葉や、知ったかぶりすることは控えましょう。
また過度に気を使って神経質になるのも良くありません。
普段通りの話し方や態度で接してあげてくださいね。
受験に落ちた人にメール・LINEで連絡する際のポイント
受験に落ちたという現実がまだ受け入れられていないため、相手の心理状態は不安定になっています。
そのためこちらがよかれと思ってやった行動やかけた言葉が、思わぬ結果になることがあります。
いかに受験に落ちた人にメール・LINEで連絡する際のポイントをまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
合格のために頑張っていたことを褒める
受験の結果に関わらず、頑張った自分を認めてあげましょうね。
結果がどうであれ、「よく頑張ったね」「大変だったね」という言葉をかけることが大事です。
ただし話しかける時は相手が下に見られていると感じないように注意してくださいね。
「そんなに頑張っているのに残念だったね」という言葉は、意外と傷つけることがあるので、気をつけましょう。
普段どおりの接し方を心がけて
受験に落ちた人に対して、特別なことをしなくてもいいんです。
いつもどおりに接することが、相手にとっても心地よいことでしょう。
むしろ過剰に気を使う様子は逆効果になることも。
LINEでのコミュニケーションでは軽すぎるスタンプは避けた方が無難ですし、長文メッセージも相手への負担になります。
大切なのは相手の気持ちに寄り添いながら、話を聞いてあげることです。
連絡は相手からのタイミングで
合否の結果を知りたい気持ちはわかりますが、相手が話しにくいことも考えられます。
自分から切り出すのではなく、相手が話したいと思ったときまで待つのが良いかもしれません。
時間が経てば、相手も気持ちが整理されてくるでしょう。
相手から連絡があったら、そこでしっかりと耳を傾け、支えてあげてください。
自分が何を話したいかは一旦置いておき、相手のペースを大事にしましょう。
受験に落ちた人にかける言葉(LINE・メール)例文
それではここからは受験に落ちた人にかける言葉(LINE・メール)を相手別に例文を紹介します。
自分の子供への言葉(LINE・メール)例文
子どもが受験に落ちた場合、親としてどう対応すればいいのでしょうか。
受験生の中には自分で結果を確認して、LINEで親に報告するというケースもあります。
そのときに送られてくるメッセージは、「ダメだった」とか「落ちた」とか短くてシンプルなものでしょう。
そのメッセージに対して、
- お疲れさま
- 頑張ったね
- 気をつけて帰ってね
- 連絡ありがとう
- いつも応援してるよ
- お母さんはいつもあなたの味方だよ
- 頑張ったことは誇りに思っていいよ
- 母さんは話を聞いてあげるから、また気軽にLINEしてね
などのシンプルで優しい言葉がおすすめです。
長々と説教したり感情的になったりすると、「うるさい」と感じられる可能性があります。
LINEは直接会って話すのが難しいことでも気軽に伝えられる便利なツールです。
親子であればお互いに過度な気遣いは必要ありませんが、親からのLINEが多すぎたり既読無視に対して怒ったりするのはやめましょう。
友達への言葉(LINE・メール)例文
仲の良い友達が受験に落ちた場合で一番気を付けなければいけない状況は、友達は受験に落ちたけど自分は合格したというパターンです。
このような状況において、どのように対応すれば良いのでしょうか?
実際にあった事例をご紹介します。
仲の良いお友達とLINEで結果を報告し合ったところ、友達は残念ながら不合格でしたが自分は合格できました。
お友達は素直に祝福してくれましたが、その後もLINEで話題が盛り上がりました。
カフェに行こうとか、彼氏の話とか色々なことを話していました。
しかしその最中に自分が「今日は合格祝いで外食するんだ!」と言ってしまったことで、不合格だったお友達はショックを受けてしまったそうです。
これは誰も悪くありません。LINEではついつい気軽に話してしまいますよね。
でも普段なら「いいな」で済む話も、「私を見下してるの?」と感じてしまう可能性があります。
- 残念だったね、大丈夫?
- 〇〇も心配してたよ
- 落ち着いたらお茶しよう
- いつまでも大事な友だちだよ
- しっかり休んでね
というように、まずは優しく返事をしてあげましょう。
人の心は簡単に切り替えられるものではありません。
だから「大丈夫だよ」と軽く励ますのは避けた方がいいでしょう。
またあなたが良かれと思って気分転換を提案しても、相手がすぐにその気持ちになれるとは限りません。
話の流れが気まずくなって自分の話題に変えたり、違う方向に話をそらすのもあまり良くない方法です。
これらの行動を取ってしまうと、相手は自分の気持ちを理解してもらえていないと感じてしまうかもしれません。
相手はあなたに心を開いて話をしたいと思っているのに、ちゃんと聞いてもらえないと寂しいですよね。
だからまずはしっかりと相手の話を聞いて、相手の感情に共感しましょう。
そして話を聞いた後でもし相手が少しでも気持ちが楽になったように感じたら、その時初めて気分転換を提案するのがいいでしょう。
親戚の子供への言葉(LINE・メール)例文
親戚の子供さんが受験に失敗した場合、その子に直接LINEで連絡するよりもその子の親とLINEでやり取りするほうが無難でしょう。
血縁関係にもよりますが、
- 残念な結果になってしまいましたね。子供さんはどのようにお過ごしですか?
- 気持ちが落ち着いたらお家に遊びに伺いたいです
- 〇〇さんのお子さんですから、必ず立ち直ってくれると信じています
- 〇〇高校を目指すなんて素晴らしいことです
- 来年うちの子も受験なので、受験のことを教えていただけると嬉しいです
少し丁寧すぎるかもしれませんが、相手との距離感を保つためにも無難な言葉遣いが良いと思います。
連絡するタイミングも相手から何の連絡もないのに質問攻めにするのは失礼ですから、まずは相手からの連絡を待ちましょう。
とはいえ合格したらすぐに連絡が来るはずですから、連絡がなければ不合格だったと判断しても間違いないでしょう。
どちらにせよ相手の様子に応じて柔軟に対応するのが大切です。
受験に落ちた人にかける言葉まとめ
今回は受験に落ちた人にかける言葉は何がいいのか、LINE(ライン)・メールの例文についてお伝えしました。
以下にこの記事のポイントをまとめます
- 受験に落ちた人の心理状況は?
⇒誰とも話したくない、自分の世界に閉じこもりたい - 受験に落ちた人にメール・LINEで連絡するときの注意点
⇒文字だけでは、相手の感情を正確に伝えることは難しい。タイミングやLINEの特性を考慮しなければならない。 - 受験に落ちた人にかける言葉(LINE・メール)例文
⇒「自分の子供」「友達」「親戚の子供」それぞれ相手の状況に応じてシンプルに送るのが最善!
合格を目指して一生懸命に頑張ってきたのだから、受験に落ちて悲しむのは自然なことです。
励ましの言葉を伝えても、すぐに気持ちが切り替わるわけではありません。
私達ができることは、その人が持つ強さをサポートすることだけです。
LINEやメールをうまく活用して、心配している気持ちをさらりと伝えてあげてください。
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