卒業式や卒園式にお母さん方が着けるアクセサリーといえばコサージュを思い浮かべる方も多いですが、最近はコサージュをつける人があまり見かけなくなったように感じます。
私が子供だったころは、親の世代(40代)にコサージュをつけているのが一般的でした。
今ではコサージュをつけるのが時代遅れなのか、それとも逆につけないと失礼にあたるのか迷ってしまいますよね。
そこで
- 卒業式ではもうコサージュはつけない人が多いの?
- なぜコサージュを卒業式につけるの?
- コサージュをつけないなら代用できるものは?
について私が実際に子供の卒業式に出席した経験に基づいて、お伝えしていきたいと思います。
なぜコサージュを卒業式につけるの?
そもそもなぜ卒業式にコサージュをつけるのでしょうか?
コサージュとは、胸元を彩る生花や造花の装飾品のことです。
このコサージュという言葉は、「Corsage(コルサージュ)」というフランス語からきていて「女性の衣服の胴部分」といった意味があります。
そしてフランスの貴婦人たちが祝い事に花を身につけていた習慣が、コサージュの起源とされています。
だから卒業式や入学式など、特別な日にコサージュが用いられるのですね。
コサージュをつける行為は単に自分を飾るためではなく、「お祝いするよ」という気持ちの表しています。
つまりコサージュはお祝いする側の心を形にしたものなんですね。
卒業式にコサージュをつける人の割合は?
それでは卒業式にコサージュをつける人は、どのくらいいるのでしょうか?
私の経験談となりますが2020年の3月に子供の卒業式に出席した時、コサージュをつけている方は全体の約3分の1程度でした。
コサージュの色に関してはさまざまでしたが、白や淡い色味のものを選んでいる方が目立ったように思います。
全体から見るとコサージュをつけた人は少なめでしたが、決して場違いに見えることはなくむしろ華やかさを添えていたように感じました。
ただ地域によっても卒業式に出席される保護者の服装は異なる可能性もあります。
なので一度学校のホームページで、去年の卒業式の様子がわかる写真を探してみるといいと思います。
また上の学年の親御さんに知り合いがいるのなら、どのような感じだったか聞いてみるのもいいですね。
卒業式にコサージュはつけない?
実体験をお伝えしましたがそれでも卒業式にコサージュをつけないか、悩む方は多いと思います。
しかしコサージュをつけるかつけないかは、それほど気にする必要はありません。
周りから卒業式にコサージュをつけないことを、マナー違反と言われることもないのでご安心ください。
先ほどお伝えしたようにコサージュつけない方も増えていますが、それでもコサージュにはこんなメリットがあります。
- お祝いの気持ちを形にして表現できる
- 身につけるだでドレスアップした印象が増す
- フォーマルな装いが一層引き立つ
特に卒業式では暗めの服装が多くなるため、コサージュがつけるとその華やかさが際立ちます。
もしコサージュをつけるか迷うのならば、服装の全体のバランスを見て決めるのはいかかでしょうか。
たとえばすでに明るい色のジャケットを着る予定なら、コサージュは必要ないかもしれません。
一方で全身がブラックでまとまっていて少し寂しい印象があるなら、コサージュをつけてみるといいでしょう。
卒業式のコサージュに代用できるのものは?
卒園式に出席する親御さんたちの中には、コサージュをつけずにもっとおしゃれにする方法がないかと考える方もいらっしゃるでしょう。
コサージュは顔周りを明るく見せる効果がありますが、他にもその役割を果たすアイテムはたくさんあります。
ネックレス
アクセサリーで一番ポピュラーなのはネックレスですね。
コサージュをつける方もよく併用されています。
卒業式では特にパールネックレスが定番です。
ただしコサージュと合わせる場合はシンプルなシングルのチョーカータイプが多いですが、コサージュをつけないで行くならダブルのネックレスやロングネックレスに変えると一気に華やかさが増します。
卒業式では派手すぎる装飾は避けた方が良いので、パールなどフォーマル感のある素材を選びましょう。
ピアス・イヤリング
ピアスやイヤリングを付けるのも1つの方法です。
大振りでなくてもヘアスタイルに合わせて耳元を強調すると、さりげないアクセントになります。
動くたびにきらりと光るタイプのピアスは素敵ですが、あまり派手になりすぎないように選ぶことがポイントです。
ブローチ
またコサージュの代わりにブローチを選ぶ方もいます。
目立ちすぎないシルバーやゴールド、パールをアクセントにしたものなど、さりげなくおしゃれを楽しめるものがおすすめです。
季節感が合っている、または年中無休で使えるモチーフのブローチが良いでしょう。
春なら桜のモチーフがぴったりですね。
卒業式にコサージュはつけない人が多い?つける割合と代用品についてまとめ
今回は卒業式にコサージュはつけない人が多いのか、つける割合と代用品についてまとめてみました。
卒業式でコサージュをつけなくても、決してマナー違反にはなりません。
ただ保護者としての華やかさを演出するアイテムとしては、コサージュは1つのアイテムとなることでしょう。
コサージュをつけることに抵抗がなければつけるのも一つの手ですが、好みでない場合は他のアイテムを使うのもいいと思います。
実際卒業式当日は忙しくて、他の人の服装やアクセサリーまで気にしている余裕はありませんでした。
服の大まかな印象(明るい色のスーツか暗い色か、目立つ服装をしていた人など)は覚えていますが…。
結局のところ全体的にきちんとした服装であれば、細かい部分にはそれほど気を使わなくても大丈夫なのかもしれませんね。
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