保育園や小学校の運動会でアナウンスを任されて、不安でいっぱいになっている方もいるのではないでしょうか。
また「何を言えばいいんだろう」「上手く話せるか心配」と頭を悩ませるママさんも多いと思います。
そんな中運動会の日が刻一刻と迫ってくると、プレッシャーは一層増していきますね。
実は私も過去に学校の体育祭でアナウンスを務めた経験があります。
その時は声が小さくてうまく伝わらなかったり、話すスピードが速すぎて子供たちが「もう終わり?」と戸惑った顔をするなど、手際が悪くて反省点がたくさんありました。
今思えば運動会のアナウンスを失敗したのは圧倒的に事前の準備が足りてなかったからだとわかるのですが、当時は何とかなるだろうと思っていたことも事実です。
もちろん競技を見て感じたことをその場で伝える柔軟性も大切ですが、話す内容を事前にしっかり準備し確認しておくべきだったんです。
そうすれば、もっとスムーズにアナウンスできたことでしょう。
このような経験を踏まえてあなたも私と同じように失敗してほしくないので、これからアナウンスの際に役立つコツや具体的な例文、もしもの時の対処法などをお伝えしていきます。
運動会の進行に合わせてご紹介するので、頭の中でイメージしながら学んでいきましょう。
きっと当日は冷静に、そして自信を持ってマイクを握ることができるはずです!
運動会(保育園~小学校)のアナウンス例文一覧!
早速ですが、ここからは運動会(保育園~小学校)のアナウンス例文を紹介していきます。
完璧に覚える必要はありませんので、このようにアナウンスすればいいのかということを確認しておきましょう!
入場・開会宣言
学校の行事がスタートする時の入場と開会宣言は、簡潔でわかりやすいものがベストです。
この瞬間は子供達にとっても保護者の皆さんにとっても、一日の始まりを告げる大切な時。
特に子供達が元気よく行事に取り組むためのスタートラインとなるわけですから、彼らの気持ちを盛り上げるような言葉を言ってあげるといいですね。
例えば、各クラスを呼び込む時は「さあ、■■組のみんな、元気いっぱい入場してください!」というように始めると良いでしょう。
これなら子供達は自分たちの出番が来たことをハッキリと認識でき、わくわくしながら入場できます。
また保護者の方々にとっても、自分の子どもが活躍する場面に期待することでしょう。
アナウンス例①
初めての運動会。ワクワクやドキドキしている子もいるでしょう。
一歩ずつ前に進む子供達に向けてお父さん、お母さんご声援よろしくお願いします!
アナウンス例②
今年もこの季節がやってきました。
昨年と比べてぐんと成長した■■組のみんなが、去年とはまた違った姿を見せてくれます。
今年も全力で頑張るので、応援よろしくお願いします!
アナウンス例③
ついにこの日が来ました。
■■保育園(小学校)での最後の運動会です。
入ったばかりの頃は小さかったけど、今はもう大きくなったね。
心も体もたくさん成長しました。
だからパパもママも、○○先生も、最後まで僕たちの力いっぱいの頑張りを見守っていてください!
開会宣言におけるアナウンスは、
「これから第■■回、■■保育園(小学校)の運動会を行います!」という言葉で、運動会の始まりを告げましょう。
そして運動会の開幕を飾る園長先生の開会宣言においては「■■園の■■園長先生からの開会宣言です。」のようなシンプルなアナウンスで大丈夫です。
地域によっては帽子をとるようにアナウンスする所もあるので、事前に先生に確認しておきましょう。
そして子供達が運動会の開会宣言をする場合は、彼らが緊張せずに堂々と話せるようにゆったりとしたトーンでアナウンスしてください。
内容としては「■■組の■■ちゃんが、開会宣言をしてくれます。」で問題ありません。
園長(校長)先生・来賓の方の紹介
子供達が一生懸命頑張る運動会では園長先生をはじめ、いろいろなご来賓の方々が足を運んでくださいます。
そのため紹介するアナウンスが必要なのですが、運動会のメインは子供達なので簡潔な言葉で大丈夫です。
園長(校長)先生に対しては「紹介します。■■園、■■園長先生。」
そして園長先生の挨拶が終わると、次は来賓の方がの番です。
「続いては、本日お集まりいただいたご来賓の皆さまをご紹介します。
■■(所属団体名)の■■様、本日は運動会にお越しいただきありがとうございます。
どうぞ子供達がいっぱいの元気を出してがんばる姿を、温かい目で見守って下さい。」
もし複数の方がいらっしゃる場合は、一人一人に丁寧にお名前を呼んでくださいね。
ダンス(遊戯)・表現
ダンスに夢中になる子どもたちの姿は、本当に微笑ましいですよね。
子供達がリズムに合わせて身体を動かす様子は、見る人すべてを幸せな気持ちにしてくれます。
アナウンスの内容としては、ダンスの振り付けの練習について話すといいでしょう。
お子さんが一生懸命練習している姿を思い浮かべるだけで、親御さんはきっと幸せな気持ちになるはずです。
アナウンス例①
ずっと前からダンスを毎日一生懸命に練習してきました。
おしゃれな衣装をきて頑張って踊るので、お父さん、お母さんしっかり見てあげてください。
■■(作品名)から■■(曲名)です。
アナウンス例②
お花がとっても好きな■■組のみんな。
今日はいろんなお花になりきって、元気いっぱいにダンスをしてくれます。
きれいなお花がどんなふうに咲くのか、わくわくしますね。
みんなの手拍子で■■組のダンスの応援よろしくお願いします!
アナウンス例③
■■組の子どもたちは、みんなが夢中になるアンパンマンの曲で踊ってくれます。
アンパンマンやバイキンマンなど愛されキャラクターになって、元気いっぱいにダンスをします。
キュートなポーズも見どころの一つですので、そちらにもぜひ目を向けてみてください。
かけっこ・リレー
直接目の前で起こっていることを、まるでスポーツ中継の実況のようにリアルタイムで伝えることが大切です。
さらに距離を表す数字(3メートルなど)を加えると、その距離感が臨場感を生み出し観ている皆さんの心を鷲掴みにすること間違いありません!
アナウンス①
プログラムナンバー■■、■■組の子供達が繰り広げるかけっこです。
スタートの合図「よーいどん!」が響くたびに、何度も何度も走り込んできた■■組のみんな。
今日はそのたくさんの練習の成果を、全力で駆け抜ける姿で披露してくれるはずです。
その頑張る姿に、皆さんの熱いエールを送りましょう。
アナウンス②
プログラムナンバー■■、■■組の子どもたちによるかけっこです。
運動会に初めて参加する■■組のみんなは、初めての大きなイベントに心を躍らせ、わくわくした気持ちでいっぱいです。
今日はその大きな期待を胸に、かけっこのトラックを駆け抜けます。
スタートラインに立って、ゴールを目指して全力疾走する子どもたち。
彼らの頑張りを、ぜひ熱い声援を送ってください!
アナウンス③
プログラムナンバー■■、■■組さんによるかけっこです。
これが○回目となる運動会。
子供達はこの日のために、たくさんの時間をかけて頑張って練習してきました。
今日はその成果見せていくれることでしょう。
ぜひ温かい声援を送ってください!
アナウンス④
プログラムナンバー■■、■■組の子供達によるかけっこです。
去年よりお姉さん・お兄さんになった子供達が、今日はその成長した姿を見せるために一生懸命全力で走ってくれます。
どもたちが力を出し切れるように、皆様の温かい声援で応援してください。
アナウンス⑤
かけっこの練習では涙が出て、走り出せなかった■■組ちゃんも、今日は頑張って走っています!
今泣かずに頑張る■■組ちゃんの姿を見守ってあげてください。
いつもは元気いっぱいの■■組のみなさんですが、今日はちょっぴり緊張気味かもしれません。
でもみんな頑張る準備はできています。
熱い声援で彼らの背中を押してあげましょう!
“よーい、スタート”の掛け声とともに、つい早足になってしまうこともあった■■組さん。
今日はその熱心さを持って、一直線にゴールを目指します。
みんなの力強い走りを見逃さないでくださいね!
アナウンス⑥
スタートの合図と共に、一斉に駆け出しました!
赤組のランナーが先頭を切り、他の組との距離をどんどん広げています。
そしてバトンは次の選手へ。
ここで白組の選手がものすごいスピードで赤組に迫っています。
先ほどまで5メートル以上もあったその差が、今ではほぼありません!
今白組が赤組を追い抜いて、なんとトップになりました。
アナウンス⑦
リレーの練習のたびに、どのように走れば一番速くゴールできるか、各チームが頭をひねって作戦を立ててきました。
足が速くない子でも、仲間から「がんばれ!」という声援を受けると、チームのために力を尽くそうと走り続けてきました。
そしてバトンタッチも日に日にスムーズになってきて、チームワークもぐんと高まっています。
この絆が今日の運動会でもきっと発揮されるでしょう。
みなさんの温かい応援、ぜひともお願いします。
閉会式
各競技が終わると最後には今日のイベントを締めくくる閉会式の時間となります。
おそらくここで園長先生から一言話をすることになるでしょう。
その時は「それでは閉会式を行います。まずは園長先生からお話を伺います。」のようなアナウンスで問題ありません。
もし閉会式に音楽が鳴る場合は、園長先生のお話の終わりに合わせてメロディーを静かに流しましょう。
運動会のアナウンスで気を付けるポイント
ここまで運動会(保育園~小学校)におけるアナウンスの例文をお伝えしましたが、当日アナウンスする時には気を付けるべきポイントがあります。
言葉遣いは丁寧に
運動会におけるアナウンスの際は、言葉遣いに特に注意を払いましょう。
子供達が真剣に取り組んでいるこの大切な時、アナウンスの言葉遣いもそれに見合ったものであるべきです。
例えば語尾は「~です」「~ます」で統一することが重要です。
しかし時にはアナウンス中に「~だよ」「~だね」などのような話し言葉が混じってしまうことがあります。
これらは緊張感を損ない、聞き手にとってダラダラとした印象を与えかねません。
そのため語尾は必ず「~です」「~ます」で終えるよう心がけてください。
元気よくはきはきと
そしてアナウンスは元気に、はきはきと行いましょう。
もし言い間違いがあっても、噛んでしまっても心配無用です。
多くの親御さんは自分の子どもの活躍に夢中ですので、小さなミスは気にされません。
最も避けるべきは、「何を話しているかわからない」という状態です。
声が小さすぎたり早口すぎて聞きづらい場合は、情報が伝わりません。
元気にはっきりと誰にでも理解できるような声でアナウンスすれば、それで十分です。
無理に笑いを取ろうとする必要はないので、適切な言葉遣いで明るく楽しい運動会にしましょう。
実際の運動会のアナウンス参考動画
運動会(保育園~小学校)のダンス・かけっこリレーのアナウンス例文まとめ
今回は運動会(保育園~小学校)のダンス・かけっこリレーのアナウンス例文についてまとめてみました。
運動会のアナウンスは普段の生活でやることがないことなので不安に思うのは当然です。
でも心配はいりません。
まずは深呼吸をして、リラックスしましょう。
そしてアナウンスをすること自体を楽しむくらいの気軽な気持ちでいてください。
大切なのは落ち着いて、わかりやすく話すこと。
それだけ心がけていれば、きっと素晴らしいアナウンスができるでしょう。
あなたならばきっと素敵にこなせます。頑張ってくださいね。
コメント