雪道で軽自動車を運転するのが危ない理由と安全運転のコツ

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冬のシーズンになると、雪道を走る機会が増えますよね。

そんな中、特に軽自動車を運転する際には注意しなければいけないことを知っていましたか?

今回は雪道で軽自動車が危ない理由と安全運転のコツについて紹介します!

目次

なぜ雪道で軽自動車が危ないのか?

雪道 軽自動車 危ない 理由

雪道で軽自動車を運転する時は危ない理由は以下の通りです。

  • 車体が軽くスリップしやすい
     
  • タイヤの接地面積が小さい
  • 衝突時の安全性が低い

車体が軽いためスリップしやすい

軽自動車は他の車種に比べて、文字通り「軽い」ことが特徴です。

この軽さによって日常の市街地走行や狭い道での取り回しには楽になりますが、雪道では逆に不安定さを招く原因となります。

具体的には車体が軽いためにタイヤが雪や氷の上で十分な摩擦力を発揮できず、スリップしやすくなります。

これにより発進時やブレーキをかけた際に車両が予期せぬ動きをし、制御が難しくなることがあります。

特にアイスバーンのような非常に滑りやすい路面では、この現象が起こりやすいので気を付けなくてはいけません。

また風の強い日には車体が軽いために横風の影響を受けやすく、車線を外れてしまう危険性も高まります。

高速道路や橋の上など風が強く吹きやすい場所の雪道を通る場合は風に煽られてしまうリスクが高いので注意しましょう。、

タイヤの接地面積が小さい

軽自動車はそのコンパクトなデザインから、タイヤの幅も比較的小さく設計されています。

これにより路面との接地面積が小さくなり、雪や氷の上でカーブを曲がる際にも十分なグリップが得られず車が曲がる時にスリップしてしまう可能性があります。

またブレーキング時には制動距離が伸び、思わぬ事故を招くリスクが高まることも。

さらにタイヤが雪を捉えきれず、空転してしまうことが多くなります。

濡れた雪やシャーベット状の雪道ではこの接地面積の不足が致命的になり、タイヤが雪を捉えきれず空転して車が滑り出すこともあるので注意しなくてはいけません。

衝突時の安全性が低い

軽自動車はその軽量な構造ゆえに、他の車種と比べて衝突時の安全性が低いとされています。

これは軽自動車が車体を軽くするために、強度が低い材料を使用しているからです。

そのためもし雪道で事故を起こした時には車体が変形しやすく、人への衝撃が大きくなる傾向があります。

よってスリップ事故を起こしやすい雪道では、軽自動車で運転するのは非常に危ないと言えます。

さらに軽自動車は車体がコンパクトであるため、衝突時に相手車両に対しての衝撃吸収能力も低めです。

なので衝突の衝撃がダイレクトに人に伝わりやすく、事故の際のケガが重症化しやすい傾向があります。

スタックしやすい地形に弱い

軽自動車はその駆動力の弱さと車体の軽さから、深雪や圧雪によりスタック(車が動けなくなること)する危険が常にあります。

特に坂道や傾斜のある地形ではタイヤが空転してしまい、前進も後退もできなくなることも。

また圧雪状態ではタイヤが埋まり込んでしまい、車を前後に揺すっても抜け出せなくなることが多いです。

さらに深い雪にタイヤが埋まってしまった場合、車体下部も雪に触れてしまいタイヤの回転だけでは脱出が不可能になるケースもあります。

ここまでの状況になると自力での脱出が難しくなるため、他車の助けや牽引が必要になることがあります。

車高が低く積雪に埋まりやすい

軽自動車は他の車種に比べて車高が低いことが多く、これは雪道ではデメリットになります。

というのも車高が低いと、雪が深く積もった場所では車体が雪に埋もれやすくなり、動けなくなるリスクが高まるからです。

さらに未除雪の道路や駐車場では、車体の下部が雪に接触しやすくタイヤが浮いてしまうこともあります。

また車高が低い軽自動車だと深い雪道を走行する際に車のフロント部分が雪を掻き分ける形になり、動きが鈍くなりやすいです。

こうなると車がスタックしやすくなるだけでなく、エンジンルームに雪が入り込んでしまう危険性もあります。

こうした事態を防ぐためには雪が深い場所を避けるか事前に雪かきを行う必要がありますが、実際にはそう簡単にはいかないことが多いでしょう。

雪道で軽自動車を安全に運転するためのポイント

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雪道で軽自動車を運転するが危ないことについてお伝えしてきましたが、どうしても運転しなくてはいけないこともあるのでしょう。

そこでここでは雪道で軽自動車を安全に運転するためのポイントについてまとめました。

  • スタッドレスタイヤを使う
     
  • タイヤチェーンを装着する
     
  • 速度を控えめに
     
  • 車間距離を十分に取る
  • 急ハンドルや急ブレーキを避ける

スタッドレスタイヤを使う

雪道での運転するのなら、スタッドレスタイヤの装着が必須です。

スタッドレスタイヤは通常のタイヤに比べて氷や雪に対するグリップ力が大幅に向上しており、滑りやすい路面でもしっかりと路面を捉えることができます。

これによりスリップのリスクを軽減し、安定した運転ができます。

ただスタッドレスタイヤは使用年数や走行距離により劣化するため、定期的に交換するようにしましょう。

タイヤの溝が浅くなると雪や氷の上でのグリップ力が低下し、安全性が低くなります。

さらに空気圧も定期的にチェックし、適切な状態を維持することが重要です。

もしタイヤの空気圧が低すぎるとタイヤが変形して接地面積が不均一になり、逆にグリップ力が低下してしまうことがあるので注意しましょう。

タイヤチェーンを装着する

もしスタッドレスタイヤを装着してもグリップ力に不安がある場合は、タイヤチェーンを装着しましょう。

タイヤチェーンを付ければ坂道やアイスバーンでもタイヤのグリップが強化され、スリップやスタックのリスクを大幅に減らすことができます。

タイヤチェーンは緊急時にすぐに装着できるよう、車内に常備しておくと安心です。

ただタイヤチェーンはあまり装着する機会がないため、事前に練習しておくといざという時にスムーズに対応できるでしょう。

タイヤチェーンを装着する際には、車を安全な場所に停車させてから装着してください。

路肩や駐車場など他車の通行を妨げない場所でチェーンを装着することをおすすめします。

そして装着後は少し走行してチェーンがしっかりと固定されているか確認し、必要であれば再度調整してください。

速度を控えめに

雪道では通常の道路よりも滑りやすく急な操作が事故の原因となりやすいため、速度を控えめにしましょう。

特にカーブや下り坂では事前に十分に減速し、安全な速度で走行してください。

これはブレーキング時に車両が滑り出してしまうリスクを軽減するためにも重要です。

また速度を抑えることでもし車がスリップした場合でも、すぐにコントロールを取り戻せる可能性が高くなります。

雪道では「ゆっくり走る」ことが何よりの安全策です。

車間距離を十分に取る

雪道では停止距離が長くなるため、前方車両との車間距離を十分に取ることが大切です。

できれば通常の天候よりも倍以上の車間距離を確保することで、前方車両の動きに対して余裕を持った反応ができるようになり衝突事故を防ぐことができます。

このように車間距離を保つことで前車が突然ブレーキをかけた場合や急に停止した場合でも、十分な時間を持って対応することが可能です。

さらに車間距離を取ることで、前方の道路状況を確認する余裕も生まれます。

雪道では前方の車両が滑っている場合や路面の状態が急に悪化することがあるため、その変化に即座に対応できるようにすることが重要です。

また車間距離に余裕があれば信号の変化や他車のブレーキランプの点灯に対しても、早めに気づいて減速することができます。

急ハンドルや急ブレーキを避ける

雪道では急な操作が車のコントロールを失う原因となります。

なので急ハンドルや急ブレーキをすると、車両がスピンしたり思わぬ方向に滑る可能性があります。

運転中はゆっくりとした操作を心がけ、ハンドルやブレーキを緩やかに操作し、車両の安定するようにしましょう。

特にカーブや交差点では事前に十分に減速し、ゆっくりとハンドルを切ることが重要大切です。

また急ブレーキはABS(アンチロック・ブレーキ・システム)が作動する原因となり、かえって停止距離が伸びてしまうことがあります。

ABSはタイヤがロックするのを防ぐシステムですが、雪道では作動した際にタイヤがグリップを失いやすく、車が思わぬ方向に滑る可能性があります。

そのためブレーキは優しく段階的に踏むようにし、スムーズに停止するようにしてください。

軽自動車で雪道を運転した時に事故やトラブルが起きた時の対処法

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先ほど雪道で軽自動車が安全に運転するポイントをお伝えしましたが、それでも事故やトラブルを起こす可能性はあります。

そこでここでは軽自動車で雪道を運転した時に事故やトラブルが起きた時の対処法をお伝えします。

無理せず安全な場所に停車する

雪道で運転中に危険を感じた場合や、視界が悪くなった場合には、無理をせず安全な場所に停車しましょう。

特に吹雪や強風時には運転が困難になることがあり、停車して状況が改善するまで待つことが重要です。

また車内で暖を取りつつエンジンをかけたまま停車する際には、マフラーが雪で塞がれないようにしてください。

というのもマフラーが塞がれてしまうと、一酸化炭素中毒になるリスクがあり非常に危険です。

そして停車する際には、ハザードランプを点灯させて他車に自分の存在を知らせるようにしてください。

視界が悪い状況では他車が自分の車に気づかず追突してくる可能性がありますので、しっかりとハザードランプを使いましょう。

また停車後はできるだけ車内で安全に過ごすようにし、外に出る際には十分に周りを注意しながら行動してください。

JAFやロードサービスを呼ぶ

スタックして動けなくなったり危険を感じて自力での対処が難しい場合は、無理をせずJAFやロードサービスを呼びましょう。

JAFなどのロードサービスは、雪道でのトラブルにも対応しているため、安心して依頼することができます。

特に夜間や吹雪時には早めの連絡が重要です。

また携帯電話のバッテリーが切れないように充電器を備えておくと、いざという時に役立ちます。

JAFなどのロードサービスを呼ぶ際には、車の現在地を正確に伝えることが重要です。

スマートフォンのGPS機能や地図アプリを使って、現在地を確認しておくとスムーズに連絡ができます。

また待機中はエンジンをかけっぱなしにせず燃料を節約することを心がけるとともに、寒さ対策もしっかり行うようにしましょう。

雪道で軽自動車を運転するのが危ない理由と安全運転のコツまとめ

今回は雪道で軽自動車を運転するのが危ない理由と安全運転のコツについてまとめました。

雪道で軽自動車が危険とされる理由には、車体の軽さやタイヤの接地面積の小ささ、衝突時の安全性の低さなどが挙げられます。

これらの要因により、スリップしやすく事故のリスクが高まることがわかります。

またスタックしやすい地形に弱い点や車高が低いために積雪に埋まりやすい点も、軽自動車が雪道で危険とされる理由です。

しかしながら適切な対策を講じることで、雪道でも軽自動車を安全に運転することは可能です。

スタッドレスタイヤの装着や速度を抑えた運転、車間距離の確保、急な操作の回避などがそのポイントです。

また万が一危険を感じた場合には、無理をせずに停車し必要に応じてプロの助けを求めることが大切です。

JAFやロードサービスを呼ぶなど、適切な対処法を知っておくことで、雪道での不測の事態にも対応できます。

雪道での運転は、慎重さが求められます。

安全第一を心がけ、冬のドライブを楽しくそして安全に過ごしましょう。

知識を深め備えを万全にすることで、雪道でも安心して運転を続けられるようになります。

しっかりと準備を整え、冬の道路を安全に走行しましょう。

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