圧力鍋を使っておでんを作るなら、じゃがいもと練り物は最初から入れないでください!
じゃがいもはほろほろになってしまい、練り物はふくらんで味が落ちやすくなってしまうからです。
圧力鍋でおいしいおでんを作る方法は簡単です。
具材とダシ、調味料を入れて火にかけるだけです。
じゃがいもや練り物は圧力調理が終わってから加えると、溶け出す心配もなく味わうことができます。
圧力鍋は使い方が難しそうに見えますが、コツを覚えれば誰でも手軽に美味しいおでんを作れますよ。
今回は、
- おでんを圧力鍋で作る時に入れてはいけないもの
- おでんを圧力鍋で作る時に気を付けること
について詳しくご紹介しますので、気軽におでんを圧力鍋で作ってみたい!という方はぜひ参考にしてくださいね。
おでんを圧力鍋で作るときに入れてはいけないもの
早速ですがおでんを圧力鍋で作る時に避けるべき具材を紹介します。
じゃがいも
まずはじゃがいもです。
じゃがいもは圧力鍋で煮ると、過度に柔らかくなって崩れてしまうことが多いです。
そして出汁が濁り透明感がなくなることもあります。
じゃがいもの形や食感を残したい場合は電子レンジで竹串が刺さるくらいに加熱しておき、最後に出汁に浸すのがおすすめです。
練り物(ちくわ、はんぺんなど)
次に練り物です。
- はんぺん
- さつま揚げ
- ちくわ
- ちくわぶ
練り物は圧力鍋で煮ると、旨みが抜けたり膨らんだりすることがあります。
練り物の風味や歯ごたえを楽しみたい場合は、圧力鍋に入れずに通常の鍋で煮るのがベストです。
圧力鍋で煮た出汁に食べる直前に加えて、味をしみ込ませるのがコツです。
おでんを圧力鍋で作るときおすすめの具材
じゃがいも、練り物は圧力鍋で避けるべき具材ですが、反対におすすめの具材もあります。
それは以下のようなものです。
- 大根
- 牛すじ
- 鶏手羽先
これらの具材は、圧力鍋で調理することで柔らかくなりやすく、出汁の味がしっかり染み込みます。
また、昆布や肉類と一緒に加圧することで、出汁の風味が深まります。
圧力鍋に入れてはいけない食材としてよく挙げられるたまごですが、実は安心して使える食材です。
たまごを茹でて大根や他の具材と一緒に始めから圧力鍋に入れて調理してください。
味がしみ込んでおいしい煮卵が作れますよ。
おでんを圧力鍋で作る流れ
では具体的なレシピを見てみましょう。
以下の手順で作ります。
- 圧力鍋に水と昆布を入れて加熱します。
- 沸騰したら昆布を取り出し、しょうゆやみりんなどの調味料を加えて出汁を作ります。
- 大根や牛すじ、鶏手羽先などの具材を入れて蓋をします。
- 圧力がかかったら8〜10分程度加圧します。
- 圧力が下がったら蓋を開けて下ごしらえしたじゃがいもや練り物を加えます。
- さらに10分ほど煮込んで完成です。
このように圧力鍋でおでんを作るときには、具材の種類やタイミングに気をつけることが大切です。
ぜひ試してみてください。
おでんを圧力鍋で作る時に気を付けること
ここまでおでんを圧力鍋で作る時に避けるべき具材、おすすめの具材についてお伝えしました。
一方でおでんを圧力鍋で作る時には気を付けるべきことがあります。
圧力鍋の最大容量に注意
おでんは具材が多いほど美味しくなりますよね。
でも圧力鍋で作る場合は、内側に『最大調理量』と書かれているラインを超えないように気を付けてください。
ラインを越えてしまうと、煮込む途中で具材が膨らんで圧力調理が正しく行われなくなりますので、絶対に守ってくださいね。
圧力が高いままだとフタや中身が吹き飛んで危険ですから、自然に圧力が下がるまで待ちましょう。
作り終えたらすぐに蓋を開けないで!
おでんが出来上がったら、急いでフタを開けようとしないでください。
圧力が高いままだとフタや中身が吹き飛んで危険ですから、自然に圧力が下がるまで待ちましょう。
市販のだしパックはおすすめしません
市販のダシパックは便利ですが、圧力鍋では使えないものもあります。
高圧に耐えられずに溶け出してしまいますから、顆粒状のだしの素を使う方がおすすめです。
もっと本格的なお味にしたい方は、水1000mlに昆布10gと削り節20gを入れて1日冷蔵庫に保存しておくだけでコクのあるダシが取れます。
簡単なのにとても美味しいで、ぜひ試してみてくださいね。
水の量には気を付けて
圧力鍋で料理する際には、水分のバランスがとても重要です。
なぜなら圧力釜は密閉された状態で加熱することで水分が蒸発しにくくなり、食材の旨味や栄養を逃がさないからです。
ただこの特性を生かすためには、普通の鍋とは異なる水やだしの量を調整する必要があります。
水分が多すぎると調理時間が長くなったり、味が薄くなったりする可能性があります。
一方水分が少なすぎると食材が焦げ付いてしまったり、圧力鍋自体が壊れてしまう危険性があります。
なので圧力鍋を使う前には自分の持っている圧力鍋の種類やサイズ、そして使う食材の量や種類に合わせて適切な水分量を確認することが大切です。
調理する時間にも注意
圧力鍋で料理するときには、調理する時間にも注意が必要です。
圧力鍋は高い温度で素早く調理できるので、食材が普段の鍋の時よりもずっと早くやわらかくなります。
その反面、調理時間を長くしすぎると食材がぼろぼろになってしまう可能性があります。
特に野菜は繊維が弱いのできちんと時間を計り、適宜火を切って圧力をゆっくり下げることが大切です。
おでんを圧力なべで作るときに避けるべき具材まとめ
今回はおでんを圧力なべで作るときに入れてはいけないものについて紹介しました。
まとめると以下の通りです。
- じゃがいもは崩れて出汁の透明感がなくなる。
- 練り物は膨らみうまみが逃げてしまう。
圧力鍋を使えば時間短縮や省エネにもなりますし、おでんの具材にしっかり味が染み込みます。
ただ圧力鍋は正しく使わないと危険な道具でもありますので、必ず取扱説明書やレシピ本を確認してください。
この冬は安全においしいおでんを作って楽しみましょう!
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