ニューバランスM996( アメリカ・USA製)とCM996の違いを比較!どっちがおすすめ?

CM996 M996

ニューバランスの名作996シリーズ。

型番をよく見るとM996( アメリカ・USA製)とCM996のものがありますが、どう違うのか気になりませんか?

今回はニューバランスM996( アメリカ・USA製)とCM996における違いを徹底的に比較してみました!

おすすめな人についてもお伝えしているので、ぜひ参考にしてくださいね。

\ 長く履ける上質な一足が欲しい人におすすめ/

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目次

M996とCM996の違いを徹底比較!

CM996 M996 違い 比較

1988年に登場した名作996シリーズには、アメリカ製のM996とお手頃価格のアジア製CM996というモデルがあります。

見た目はほとんど同じでも、ソールの構造や素材のグレードには意外な違いが隠れています。

まずは下の表で、6つのポイントを比べてみましょう。

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比較項目M996CM996
価格帯約35,200円〜59,000円約16,000円〜19,800円
製造国米国・スコヘーゲン工場などベトナム/インドネシア
ソールENCAP+C-CAPの二層構造
硬めで反発◎
C-CAP単層+PUインソール
柔らかく軽量
耐久性PUリムが摩耗を抑制EVA主体で摩耗しやすい
フィット感履き口クッション厚め
かかとモコモコ
履き口薄め
かかと硬め
デザイン差底部ステッチ=中央1本
ソールやや湾曲
底部ステッチ=両サイド2本
ソール平坦

価格とコストパフォーマンス

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M996CM996
35,200円前後
輸入品は約5万円
17,600円前後
セールで1.3万円台も

M996はアメリカの工場で職人が丁寧に仕上げるプレミアムモデル

材料や人件費がかかる分、定価は3万5000円前後です。

そして別注や限定色は5万円オーバーになることもあります。

ただ、高いからといって割高とは限りません。

M996はリセールバリューが高く、中古でも2万円前後をキープ。

長く履いて、手放すときにも価値が残りやすいのが魅力です。

CM996は生産をアジアに移してコストダウン。

インソールや箱のデザインを共通化して流通コストも節約し、定価はM996の約半額で買えます。

中古価格も下がりやすいですが、“気軽に履きつぶせる”のが最大のメリット。

色違いを揃えて季節ごとに履き替える――そんなライトユーザーにはぴったりです。

製造国・仕上げ品質

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項目M996CM996
縫製米国職人のダブルステッチ
糸目が細かい
自動ミシン主体
やや粗め
アッパー素材ピッグスキンスウェード
+ナイロンメッシュ
ピッグスキン、型押しスウェード
+ナイロン
品質検査USAライン専用の厳格検査グローバル基準に準拠

ニューバランスは本社のあるボストン近郊とメイン州に自社工場を持ち、“MADE IN USA”シリーズはここで主に生産されています。

そのためM996は素材カットから仕上げまで、70%以上が米国製(ニューバランス基準)です。

CM996はベトナムやインドネシアの提携工場で大量生産されています。

最近はクオリティも上がっていますが、スウェードの毛並みやステッチの細かさはやっぱりUSA製が一枚上手

さらにM996はソール貼り付け後に追加で縫い付ける“底付け工程”を採用しています。

接着面(コバ)が浮きにくく、しっかりとした踏み心地があります。

M996は“経年変化を楽しめる工芸品”、CM996は“均一な品質をいつでも供給するファッションベーシック”といった住み分けですね。

クッショニング&履き心地

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構造M996CM996
ミッドソールENCAP(PUリム+EVAコア)
+C-CAP
C-CAP単層+PUインソール
硬度やや硬め/高反発柔らかめ/ふかふか
重量(27cm)約365 g約315 g

M996のENCAPENCAPはEVAコアをPUリムで包み込む構造をしています。

このPUリムが横ブレを抑えつつ潰れにくさを確保するため、押してもぐっと”沈み込まず、跳ね返りのあるしっかりした踏み心地となっています。

CM996のC-CAPは圧縮成型したEVA単層材。

軽いけれどやわらかいため、長距離歩行では沈み込みが大きくなりがち。

ただPUインソールを重ねているため、きちんとした反発受けられるため問題はありません。

実際に履いてみると、M996は反発で足が前に出る“ポンッ”とした感覚。

CM996はふわっとやわらかく、立ち仕事や長時間歩行で足裏が疲れにくいのが魅力です。

なのでウォーキングなどには、M996のENCAPの安定感が膝への負担を軽くしてくれるでしょう。

逆に日帰り旅行やオフィス履きなら、軽くて曲がりやすいCM996が快適です。

耐久性・経年変化

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部分M996CM996
ミッドソールPUリムがヘタりを抑制EVA主体でさらに潰れやすい
アウトソール耐摩耗ラバー N-durance一般EVA+ラバー
アッパー肉厚スウェードで味が出る薄めスウェードで色褪せしにくい

M996のENCAPはPUリムで潰れを防ぎつつサポート性を両立。

2~3年履いてもヘタりが少なく、ソール交換で長く使う人も多いです。

CM996はM996と比べると、2シーズン目からかかとの沈み込みが目立ちやすい傾向があります。

ただ買い替えコストが安いぶん、毎シーズン新色を楽しめるメリットもあります。

アッパーはM996が北米産ピッグスウェードを使用。

使い込むほどにツヤが増し、色ムラのあるヴィンテージ調の味わいが楽しめます。

CM996は毛足が短く色飛びしにくいスウェードで、お手入れいらずの扱いやすさ重視。

清潔感をキープしたい人にぴったりです。

フィット感・サイズ感

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部位M996CM996
履き口メッシュ+フェルト厚めスウェード+フェルト薄め
かかと内部クッションたっぷり硬質パッド
足幅木型SL-1SL-1

どちらもSL-1ですが、M996は履き口のクッションが厚めなので実寸より0.5cmアップで選ぶ人が多いです。

試着時はヒールをトントンして、かかとがしっかり収まるかチェックしましょう。

CM996はライニングが薄く、スッと足が入ります。

ジャストサイズでも窮屈感は少ないですが、長距離歩くときはシューレースを2段目までしっかり締めるとかかとがズレにくくなります。

幅広・甲高の人はニューバランスのワイズ表記(D→2E→4E)も要チェック

USA製はDワイズ中心でアジア製は2E相当も流通しているため、同じ996でもワイズ違いを試したほうがいいでしょう。

またどちらもインソールを外して市販のアーチサポートに入れ替えられるので、足のトラブルがある人でも調整しやすいのがうれしいポイントです。

デザイン・シルエット

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ディテールM996CM996
アウトソール形状中央から両サイドへ湾曲フラット
底面ステッチ中央1本両サイド2本
Nロゴフェルト縁取りプリントor合皮縁取り

横から見るとM996は土踏まずあたりがキュッと絞られ、つま先からかかとにかけて軽く反り上がるデザイン。

一方CM996はソールがフラットで、ステッチを左右に振り分けたストリート感のあるフォルムです。

底面ステッチはM996が中央1本。

1988年モデルを受け継ぐレトロな意匠で、ヴィンテージランニング好きにはたまらないポイントです。

CM996は左右2本のステッチで生産性をアップしつつ、均一な厚みがあります。

カラー展開も大きく差があり、M996はグレー・ネイビーなど落ち着いた定番色中心。

CM996はパステル系やコラボ限定色など豊富で、デザイン重視の方にはおすすめです。

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M996とCM996の共通点!

CM996 M996 共通点

スマートなシルエット(伝統のSL-1ラスト)

どちらもSL-1ラストを使った、つま先が細くかかとが絞られたクラシックなランニングフォルム。

ビジネスカジュアルにもスッと馴染み、スラックスの裾もキレイに収まります。

30年以上ほぼ変わらない木型だからこそ、どんなスタイルにもマッチする普遍的な美しさがあります。

黄金比のスウェード×メッシュアッパー

ピッグスキンスウェードとナイロンメッシュの組み合わせは、通気性×耐水性×デザイン性を同時に実現。

雨に濡れても乾きが早く、夏場でもムレにくいのがうれしいポイントです。

スウェードの毛足が光を受けて濃淡を生み、単色でも表情豊かな質感がスタイリングをさらに格上げしてくれます。

汎用性バツグンのミニマルデザイン

サイドの『N』ロゴとバランスの取れたパネル配置は、今日のニューバランスのラインナップの原点ともいえる完成度。

デニムやチノはもちろん、リネンスラックスやセットアップにも自然にマッチします。

またユニセックスで親子コーデもしやすく、幅広いシーンで活躍するデザイン性の高さは魅力です。

M996とCM996はどっちがおすすめ?

M996 CM996 おすすめ

M996がおすすめな人

  • 「長く履ける上質な一足」に投資したい
     
  • USA 製のクラフト感や経年変化を楽しみたい
     
  • ENCAP+C-CAPの硬め反発で長距離歩行でも疲れを抑えたい
     
  • 大人のジャケット/スラックスにも品良く合わせたい
     
  • リセール価格まで視野に入れてコスパを高めたい

CM996がおすすめな人

  • 手頃な価格で996のルックスをまず試したい
     
  • 軽量で柔らかいC-CAPクッションを日常使いでラクに感じたい
     
  • 豊富なカラーやセール価格で気軽に色違いを楽しみたい
     
  • メンテナンスが簡単で真夏もムレにくい靴を探している
     
  • “履き潰したら買い替え”のサイクルでトレンドを追いたい

M996とCM996の良くある5つの質問

M996 CM996 質問

Q1. M996とCM996のサイズ感は同じ?

どちらも「SL-1ラスト」という同じ足型を使っているので、数値上の長さや幅は同じです。

でもM996は履き口やかかと部分にクッションがたっぷり入っているので、同じサイズでもキツめに感じることが多いです。

お店の人も「0.5cmくらい大きめがおすすめ」と言うことが多いですよ。

CM996は裏地が薄めで軽いので、ジャストサイズでも窮屈になりにくくスッと足が入ります。

幅広さんや甲高さんは、まずCM996でサイズ感を確かめてからM996を試すと安心です。

まとめるとゆとりがほしいならM996は+0.5cmアップぴったりめが好きなら同じサイズでOK。

靴紐をしっかり締めて、つま先に5mmくらい余裕があるか確認するといいですね。

Q2. M996は重いって本当?

公式スペックだと27cmでM996が約365g、CM996が約315g。

M996のほうが約50g重めです。

これはPUリムという素材を使っている分で、反発力と耐久性を高めるために必要なんです。

でも50gは卵1個分くらいの差なので、実際に歩くと硬めの反発で「前に進みやすい」と感じる人も多いですよ。

逆に駅の階段をサッと上りたい人や短い距離を軽快に歩きたい人は、ふんわり軽いCM996のほうが向いているかもしれませんね。

Q3. CM996の耐久性は通勤に十分?

CM996はEVA素材のミッドソールでヘタりを抑える工夫がされています。

週5日の通勤で約1.5~2年(およそ800km歩行)くらいならそれほど問題ないでしょう。

アウトソールには耐摩耗ラバーが使われていて、かかとのゴムが2mmほどすり減るまではグリップ力も問題ありません。

雨の日の通勤でも大きく摩耗しにくいです。

ただしEVAは使い込むと沈みやすいので、体重が重めの人や長時間歩く人は2シーズン目からかかとが少しへこみがちです。

通勤往復が5km以内で、週末は別の靴を履くならCM996で十分実用的。

心配な場合は同じモデルをもう1足ストックしておくと安心ですね。

Q4. M996とCM996はソール交換や修理ができる?

M996は公式の修理サービスでソールをまるごと交換できます。

電話で申し込んで工場に送ると、古いアウトソールとミッドソールを新品ユニットに取り替えてくれます。

費用はだいたい11,000円〜、仕上がりまでに3〜4週間ほどかかります。

一方CM996はアジア生産で公式の修理用ソールがないため、ソールが潰れたり剥がれたりしたら靴修理店で汎用のVibramソールに張り替えるか、新品を買い替えるのが一般的です。

張り替えは13,000円程度ですがその金額があれば新品が買える場合もあるので、どれくらい大切にしたいかで選ぶと良いでしょう。

また海外にはNuShoeやThe Cobblersといったスニーカー専門の修理業者があり、ENCAPもC-CAPも問わずソール交換をしてくれます。

送料を含めると2万円を超えることもありますが、希少色や限定モデルを長く使いたいときの選択肢として覚えておくと安心です。

Q5. M996とCM996は雨の日でも履ける? その対策と手入れ方法は?

短時間の小雨なら問題ありませんが、事前のお手入れは必ずしたほうがいです。

996シリーズはスウェードとメッシュ素材なので、防水加工はありません。

そのまま使うとシミや色ムラ、カビの原因になるので、買ったらすぐに撥水スプレーを2回しっかり吹きかけておくと安心です。

スプレーはフッ素系がおすすめ。

スウェードの質感を損なわずに水をはじいてくれます。

もし濡れてしまったら

  • 乾いたタオルで軽く水分を拭く
     
  • 新聞紙を詰めて形を整える
     
  • 日陰で自然乾燥

の順でケアを。

ドライヤーや直射日光はスウェードが硬くなったり色が変わったりするので避けてください。

乾いたら専用ブラシで毛並みを立たせ、スウェード用の消しゴムで軽くこすると質感がよみがえります。

ソールの耐水性は両者にに差があります

M996はENCAP構造でPUリムがEVAを包んでいるので水を吸いにくく、加水分解もしにくい設計です。

一方CM996はEVAだけのC-CAPで、長時間水に触れるとフォームが水分を抱え込むことがあります。

豪雨の日はM996のほうが型崩れしにくいのでおすすめです。

ニューバランスM996( アメリカ・USA製)とCM996の違いを比較まとめ

スクロールできます
項目詳細リンク
価格とコスパENCAP二層 vs C-CAP単層
製造国・仕上げUSAクラフト vs アジア量産
クッショニング硬め反発 vs 軽快ソフト
耐久性PUリム補強 vs EVA主体
フィット感厚クッション vs 薄ライニング
デザイン湾曲ソール vs フラット

今回はニューバランスM996( アメリカ・USA製)とCM996の違いを比較してみました。

M996はアメリカ製の職人技が光るENCAPソールで、長く歩いても疲れにくい。

CM996は軽くて、お値段は半分くらいとお手頃です。

どちらもSL-1ラストのすっきりしたシルエットで、きれいめにもカジュアルにも合わせやすいデザインです。

歩く距離や予算やこだわりに合わせて選べば、ニューバランスの996はあなたの頼れる相棒になってくれることは間違いないでしょう。

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